こんにちは!一人暮らしを始めたばかりの皆さん、または家計を見直したい方へ。「お金はないけど、おいしいものは食べたい!」というのは誰もが思うことですよね。私も大学生の頃、アルバイト代だけでなんとか生活していた時期がありました。そんな経験から編み出した”週3,000円”でも充実した食生活を送れる簡単レシピを今日はご紹介します!
調理器具は最小限でOK、材料も安く手に入るものばかり。さらに時短で作れるので忙しい日でも安心です。ぜひ参考にしてみてくださいね。
節約上手になるための基本戦略

食費を節約するには、ただ安いものを買えばいいというわけではありません。計画的な買い物と食材の有効活用が鍵となります。私が実践している3つのポイントをご紹介します。
まとめ買いで賢く節約
週に1回の買い物で必要なものをまとめて購入することで、余計な出費を抑えられます。スーパーに行くたびについつい余計なものを買ってしまうという方は多いのではないでしょうか。私も以前は「ちょっとだけ」のつもりで毎日コンビニに寄っていましたが、レシートを集計してみたら月に1万円以上も余計に使っていたことがありました!
特に野菜や肉類は週末の特売日を狙って購入し、使わない分は冷凍保存するのがおすすめです。最近のスーパーでは夕方からタイムセールをやっていることも多いので、そういった時間帯を狙うのも手です。
食材の無駄をなくす工夫
一人暮らしだと食材を使い切れずに捨ててしまうことがありますよね。そこで役立つのが「作り置き」です。例えば、キャベツ半玉を買ったら、千切りにして保存容器に入れておけば、サラダやスープ、炒め物など様々な料理に使えます。
また、野菜の皮や茎なども捨てずに活用しましょう。にんじんの皮はよく洗ってそのまま使える上に栄養価も高いですし、ブロッコリーの茎は硬い部分を薄く剥いて炒め物に使えます。私の場合は、余った野菜を全部入れた「残り物スープ」を作るのが週末の習慣になっています。
調理器具は最低限で効率よく
節約料理に必要な調理器具はそう多くありません。最低限、以下のものがあれば十分です:
- フライパン(深めのものが便利)
- 鍋(中サイズ)
- 包丁とまな板
- 計量カップと計量スプーン
- 保存容器(作り置き用)
私が特におすすめしたいのは、深めのフライパンです。炒め物はもちろん、煮物や汁物まで一台でこなせるので、調理スペースが限られた一人暮らしの味方です。私も学生時代は、このフライパン一つでほとんどの料理を作っていました。
また、レンジ対応の保存容器があれば、作り置きした料理の温め直しも簡単で時短になります。最初は少し投資が必要ですが、長い目で見れば外食費の節約になるので、ぜひ良いものを選んでくださいね。
レシピ1:基本の油揚げ丼(月曜日)
月曜日は一週間のスタート。忙しい朝でも手早く作れる「油揚げ丼」から始めましょう。油揚げは高タンパク・低価格で節約料理の強い味方です!
材料(2食分)
- 油揚げ 3枚(約100円)
- ごはん 茶碗2杯分
- 卵 1個(約20円)
- 冷凍ほうれん草 50g(約50円)
- めんつゆ 大さじ2(約20円)
- しょうが(チューブ) 少々(約10円)
作り方
- 油揚げは熱湯をかけて油抜きし、細切りにします
- フライパンで油揚げを軽く炒め、解凍したほうれん草を加えます
- めんつゆとしょうがを加えて軽く炒めます
- 器にごはんをよそい、炒めた具材をのせます
- 最後に溶き卵をかけて出来上がり(生卵が苦手な方は軽く火を通してください)
朝作れば、残りを昼食用にお弁当箱に詰めるだけでランチの準備も完了。時間がない朝でも10分程度で完成します。私はこの丼ものを大学の講義前によく作っていました。朝は特に時間がないので、シンプルながら栄養バランスの取れたこの丼ぶりは強い味方でした。
節約ポイントは、高価な肉を使わず油揚げでタンパク質を摂ること。1食あたり約100円という驚きのコスパで、栄養もしっかり取れる優秀レシピです。
レシピ2:もやしとツナの和風パスタ(火曜日)

火曜日は、安価な食材の代表格「もやし」を使ったパスタです。もやしはビタミンCが豊富で低カロリー。ツナと合わせることでタンパク質もしっかり摂れます。
材料(2食分)
- パスタ 160g(約80円)
- もやし 1袋(約30円)
- ツナ缶 1缶(約100円)
- にんにく(チューブ) 少々(約10円)
- 醤油 大さじ1(約10円)
- オリーブオイル 大さじ1(約20円)
- 塩・こしょう 少々
作り方
- パスタを表示時間通りに茹でます
- フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて香りを出します
- もやしを加えて軽く炒め、水気を切ったツナを加えます
- 茹で上がったパスタを加え、醤油・塩こしょうで味を調えます
このパスタ、実は私の大学時代のルームメイトから教わったレシピなんです。彼女はイタリア料理が得意でしたが、お金がない時はいつもこれを作っていました。和風の味付けがクセになって、今でも定期的に作っています。
夜に作れば翌日のお弁当にもなります。冷めてもおいしいので、作り置きにもピッタリ。1食あたり約130円という価格も魅力です。もやしは火を通しすぎると栄養が失われるので、シャキシャキ感が残る程度に炒めるのがポイントです。
レシピ3:豆腐と卵のチゲ風スープ(水曜日)
水曜日は、疲れが出始める頃。そんな時は栄養たっぷりの「豆腐と卵のチゲ風スープ」で元気をチャージしましょう。豆腐は高タンパクで低価格、節約料理には欠かせない食材です。
材料(2食分)
- 木綿豆腐 1丁(約80円)
- 卵 2個(約40円)
- もやし 1/2袋(約15円)
- 冷凍ほうれん草 30g(約30円)
- キムチ 50g(約100円)
- コンソメ顆粒 小さじ1(約10円)
- ごま油 小さじ1(約10円)
- 水 500ml
作り方
- 鍋に水とコンソメを入れて火にかけます
- 沸騰したら、一口大に切った豆腐、もやし、解凍したほうれん草を加えます
- 材料に火が通ったらキムチを加え、軽く煮立たせます
- 最後に溶き卵を回し入れ、ごま油を垂らして完成
このスープ、実は風邪気味だった時に「何か温かいものが食べたい」と思って冷蔵庫の残り物で作ったのがきっかけでした。思った以上においしくて、それ以来の定番メニューになっています。
辛いのが苦手な方は、キムチの量を減らすか、キムチの代わりに鶏がらスープの素と少量の豆板醤を使うとマイルドな味わいになります。1食あたり約140円で、タンパク質、ビタミン、ミネラルがバランスよく摂れる健康レシピです。
辛いスープは体が温まるので、疲れた日の夕食にぴったり。残りは保存容器に入れて冷凍保存すれば、忙しい日の非常食にもなります。
レシピ4:大根と鶏むね肉の煮物(木曜日)
木曜日は、栄養価が高く安価な「大根と鶏むね肉の煮物」です。大根は安い時期なら1本100円以下で手に入りますし、鶏むね肉も高タンパクで低価格な優秀食材です。
材料(3食分)
- 大根 1/2本(約80円)
- 鶏むね肉 1枚(約200円)
- にんじん 1/2本(約40円)
- しょうが(チューブ) 少々(約10円)
- 醤油 大さじ2(約20円)
- みりん 大さじ1(約15円)
- 砂糖 小さじ2(約5円)
- 水 300ml
作り方
- 大根とにんじんは一口大に切り、鶏むね肉は一口大に切ります
- 鍋に水を入れ、しょうがと鶏肉を加えて中火で煮ます
- 鶏肉に火が通ったら大根とにんじんを加えます
- 野菜が柔らかくなったら、醤油、みりん、砂糖を加えて味を調えます
- 弱火で10分ほど煮込んで完成
この煮物、実は私が一人暮らしを始めた時に母から教わったレシピなんです。最初は「こんな簡単でいいの?」と思ったのですが、これが本当においしくて。特に翌日に温め直すと味がしみていてさらに美味しくなります。
3食分作れるので、1日目は煮物として、2日目はご飯にかけて煮物丼、3日目は残りの煮汁に水と塩を足してうどんを入れれば、味の染みた具材と共に「煮物うどん」として楽しめます。1食あたり約120円という価格も嬉しいポイントです。
レシピ5:厚揚げと白菜の中華風炒め(金曜日)
金曜日は週末前の忙しい日。そんな時は手早く作れる「厚揚げと白菜の中華風炒め」がおすすめです。厚揚げは豆腐より日持ちがするので、週末にまとめ買いしても安心して使える食材です。
材料(2食分)
- 厚揚げ 1枚(約100円)
- 白菜 1/4個(約80円)
- にんじん 1/4本(約20円)
- 長ねぎ 1/2本(約30円)
- 鶏がらスープの素 小さじ1(約10円)
- 醤油 大さじ1(約10円)
- 片栗粉 小さじ1(約5円)
- ごま油 小さじ1(約10円)
- 水 50ml
作り方
- 厚揚げは一口大に切り、白菜、にんじん、長ねぎは食べやすい大きさに切ります
- フライパンにごま油を熱し、厚揚げを軽く焼きます
- 野菜を加えて炒め、しんなりしてきたら水と鶏がらスープの素を加えます
- 醤油で味を調え、水溶き片栗粉でとろみをつけて完成
この炒め物は、実は私が残業続きだった時期に「帰宅後15分以内に作れるおかず」として考案したものです。疲れて帰ってきても、これなら手早く作れて、ごはんにもお酒にも合います。
厚揚げはカロリーが高めですが、良質なタンパク質源。白菜はかさが減るので多めに入れることで、食物繊維もしっかり摂れます。1食あたり約140円で満足感のある一品です。余った白菜は千切りにして保存袋に入れておけば、次の日のサラダや味噌汁の具に使えますよ。
レシピ6:さば缶と玉ねぎのカレー(土曜日)

土曜日は少し時間に余裕があるので、作り置きにもなる「さば缶カレー」を作りましょう。さば缶は高タンパク・高オメガ3脂肪酸で栄養価が高く、長期保存もできる優秀食材です。
材料(3食分)
- さば水煮缶 1缶(約100円)
- 玉ねぎ 2個(約80円)
- じゃがいも 2個(約80円)
- にんじん 1本(約80円)
- カレールウ 1/2箱(約100円)
- 水 500ml
作り方
- 玉ねぎ、じゃがいも、にんじんは一口大に切ります
- 鍋に水を入れ、野菜を加えて煮ます
- 野菜が柔らかくなったら、さば缶を汁ごと加えます
- 火を止め、カレールウを溶かし入れます
- 再び弱火で5分ほど煮込み、とろみがついたら完成
このカレー、友人の家で食べて「これなに?めちゃくちゃおいしい!」と聞いたら「さば缶カレーだよ」と教えてもらったのがきっかけでした。それまでカレーといえば肉が必須だと思っていましたが、これを知ってから肉なしカレーの世界が広がりました。
通常のカレーより魚の旨味が加わるため、コクが深くなります。3食分作れるので、翌日以降も楽しめます。カレーは寝かせるとさらに美味しくなるので、作り置きにぴったり。1食あたり約150円で栄養満点のカレーが楽しめます。
レシピ7:リメイク料理の日(日曜日)
日曜日は、一週間の締めくくり。この日は新しく料理を作るのではなく、週の間に作った料理の残りを活用する「リメイクの日」とします。食材を無駄にせず、創意工夫で新しい料理に生まれ変わらせましょう。
リメイクアイデア
- 煮物の残りでリゾット
- 残った煮物と煮汁をみじん切りにし、ごはんと一緒に炒めます
- 水分が少なければ少量の水を加え、チーズをのせれば和風リゾットの完成
- カレーうどん
- 残ったカレーに水を加えて伸ばし、うどんを入れて温めるだけ
- 長ねぎの小口切りをトッピングすれば、本格カレーうどんに
- 炒め物でチャーハン
- 残った炒め物を細かく刻み、冷ご飯と一緒に強火で炒めます
- 卵を加えて炒めれば、具だくさんチャーハンの完成
私が学生の頃、この「リメイクの日」は特に楽しみでした。何を作ろうかとワクワクしながら冷蔵庫の残り物を見るのが日曜日の楽しみだったんです。意外な組み合わせが新しい発見につながることも多く、料理の腕も上がりました。
リメイク料理は食材の無駄をなくすだけでなく、料理のレパートリーを増やすきっかけにもなります。また、毎週日曜日を「冷蔵庫整理の日」にすることで、翌週の買い物計画も立てやすくなりますよ。
まとめ:節約料理で生活を豊かに

今回ご紹介した7つのレシピを実践すれば、一週間で約3,000円の食費で充実した食生活を送ることができます。それぞれのレシピは:
- 栄養バランスを考慮している
- 短時間で作れる
- 材料費が安い
- 作り置きができる
- アレンジが効く
という特徴があります。節約料理は「質素で味気ない」というイメージがあるかもしれませんが、少しの工夫で十分においしく、栄養バランスの取れた食事を作ることができます。
私自身、学生時代は本当にお金がなくて、インスタント食品ばかり食べていた時期がありました。しかし、体調を崩したのをきっかけに食生活を見直し、今回ご紹介したような節約レシピを実践するようになりました。すると、食費は減ったのに体調は良くなり、料理スキルも上がるという一石三鳥の効果がありました!
皆さんも、ぜひこれらのレシピを参考に、自分なりの節約料理レパートリーを増やしていってください。料理は最初は大変かもしれませんが、慣れてくると本当に楽しくなります。そして、自分で作った料理は格別においしいものです。
節約は我慢することではなく、工夫して楽しむこと。その考え方が身につけば、食生活だけでなく、他の面でも豊かな生活につながっていくはずです。皆さんの節約料理ライフが充実したものになりますように!
【おすすめの調理器具】
- 多機能電気圧力鍋:短時間で煮込み料理ができ、電気代も節約できる優れもの
- 計量スプーンセット:調味料の分量を正確に測れ、味の安定につながる
- 保存容器セット:作り置きや残り物保存に必須アイテム
【おすすめのレシピ本】
- 『一人暮らしの節約ごはん』:基本的な節約テクニックが満載
- 『作りおき冷凍レシピ』:時短と節約を両立させる冷凍術を学べる
- 『安うま食材使いきり術』:食材を無駄なく使い切るアイデアが満載